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iDeCo+の仕組み
iDeCo+(iDeCoプラス・中小事業主掛金制度)は、企業年金を実施していない中小企業の事業主が、iDeCoに加入している従業員の掛金に、上乗せして掛金を拠出することができる制度です。iDeCoに加入している従業員の加入者掛金を事業主が給与天引きなどで預かり、そこに事業主掛金をプラスしてまとめて納付するという仕組みとなっています。
加入者掛金を0円とすることはできませんが、事業主掛金が加入者掛金を上回ることは可能です。
企業年金制度を導入することが困難な中小企業においても、事業主の支援によりiDeCoでの積立金額に厚みを持たせ、従業員の将来への資産形成の一助とすることができる制度として、導入企業が増えてきています。
iDeCo+の導入メリット
iDeCo+は、従業員の資産形成を支援することができる福利厚生制度です。
福利厚生の充実により、従業員の満足度の向上や定着率の向上につながります。また企業の支援により将来への金銭的な不安が少しでも軽減されることで、従業員のモチベーションを向上させることができます。
また、投資や運用に興味がありつつもきっかけがなくまだ始められていない従業員に対し、将来への資産形成を後押しすることで金融リテラシーの向上にもつなげることができる制度です。